ギックリ腰について

ギックリ腰

ギックリ腰の原因

院長の岡田です。
ネット検索で、ギックリ腰について調べると色んな情報が出てきます。
「ギックリ腰ストレッチ」というものまであって、「ギックリ腰をストレッチしたらまずいでしょ」と思わず笑ってしまうものまで出てきます。
今から本当の原因をお話しします

ギックリ腰の原因は○○

ぎっくり腰は、元々硬くなっていた腰の筋肉(長硬化筋)の一部分が、突発的に更に硬くなった状態で、
その硬くなった部分を軟らかくすれば問題はすぐに解決します。
もっと言うと、何もしなくても、「突発的に更に硬くなった状態の筋肉」は軽く体を動かしていれば、少しづつ軟らかくなり、1週間もすれば良くなってくるはずです。

ギックリ腰の注意点

ただ、注意していただきたいのは、筋肉が硬くなってるからといって、その筋肉に

マッサージをしたり、

指圧をしたり、

無理にストレッチをしたり、

強い刺激などを加えることは、

非常に危険ですので控えてください。
軽く、優しい刺激で施術するところでしたら、お近くの整骨院や整体院でも大丈夫でしょう。

ただし、次の状態は要注意!!

①最近、何度も再発を繰り返すようになった。

②昔は、ぎっくり腰になっても、三日~一週間くらいで治っていたが、もう、一ヶ月以上経つがまだ調子が悪い。

③上半身が斜めに傾いたり、歪んだ状態のままになってしまっている。

このような方は、腰の筋肉の硬い部分(長硬化筋)が大きくなってきている可能性があり、たとえ痛みが消えていても、ぎっくり腰に再びなる可能性が非常に高く、慢性的な腰痛に移行することも考えられます。

仕事を頑張りすぎる人は注射に注意!!

ここで、ブロック注射などの痛み止めの注射のお話をいたします。
ぎっくり腰になってしまい、そのまま動けず、病院に運ばれるケースがあるかもしれません。
そうなると、病院での対応は、ブロック注射等の麻酔系の注射をするのが一般的です。
しかし、結論を先に申し上げますと、もしあなたが頑張って仕事をするタイプの方であれば、注射はオススメできません!!
といいますか、絶対に控えることが賢明です。
なぜなら、注射をすると余計に悪い方向に行くからです。
理由をご説明いたします。
激痛が出るほどの腰の筋肉はとても硬くなっていて、これは、筋肉の線維が切れかけ寸前の状態になっています。
このような状態の体でも、ブロック等の麻酔の注射をしますと、当然、痛みは消えることがあります。
麻酔ですから当たり前なのですが。。。
麻酔は、ご存知のように、神経の機能を麻痺させているだけです。
つまり、感じなくさせているだけです。
ヒトは痛みがなくなると、治ったと勘違いをしてしまう生き物です。
激痛の切れかけ寸前の筋肉でも、痛みを消してしまうと動けます。
しかし、動かしてしまうと、その線維が切れてしまいます。
その後、麻酔が切れると、当然、更に、強い痛みがあなたを襲います。
更に、その、切れてしまった筋肉は、治癒力で修復されるのですが、以前より余計硬くなってしまいます。
これを繰り返していると、どんどん硬くなって腰痛がさらに悪化することになります。
ですから、注射をして、痛みが消えたと言って、すぐに仕事をガンバる方は、注射しないことを推奨します。
もし、注射を打つ状況になってしまったら、しばらくは無理して頑張って仕事をするのはヤメテください!!!
そうすれば、痛める筋肉は最小限ですむはずです。