手首の腱鞘炎について

手首の腱鞘炎の原因についてお伝えしたいと思います。

 

手首付近にある腱鞘という場所に
炎症が起きたりして痛いというのを、
一般的に腱鞘炎と言っています。

まず、手首に炎症っていう状態が起きていると、腫れます。

腫れている所は、
腫れが引くまで触るのは危険なので、
触らないでください。

腫れているとか、
熱を持ってる場合は、
その位置は触らないっていうのが鉄則です。

悪化してしまうからです。

 

しかし、

「私は腱鞘炎になっている」という方のほとんどは、
腫れたり、熱を持ったりはしてません。

どういうことかと言うと、

炎症が原因ではなく、
手首の筋肉の緊張が原因で起こっているんです。

 

で、なぜ筋肉の緊張によって痛くなるの?
ということなんですが、

手首というのは(肘でも肩でもそうなのですが、)
腱というものが多い場所なので、
腱の先にある筋肉が、緊張状態になっていると痛みを発します。

例えば、

手や指先を沢山使うとか
手首を沢山使い過ぎれば

筋肉痛って誰でもなると思うんです。

筋肉痛は、
筋肉が固まってるだけなんですけど、
老廃物だとかカルシウムという物質で筋肉を固めていきます。

で、

体をたくさん使ったときには、
この老廃物などが沢山出てきますから、

緊張される成分が、
筋肉や腱の中に沢山溜まってしまいます。

ちなみに

この老廃物、緊張成分を筋肉の外へ出すというのは、
筋肉の伸縮運動で出すことが出来ます。

ですから、筋に固めてる成分が溜まってしまったときに、
伸縮をさせる部分、
伸縮が出来る部分は老廃物が勝手に抜けてくわけですね。

でも、腱という場所は、筋肉がほとんど伸縮しないんです。
腱が伸縮しないので、老廃物が抜けづらいんです。

伸縮するとこは抜けて、腱のとこは抜けづらいので、残ってしまうんです。

残ってしまう所が痛いわけですね。

で、腱が多く集まってるのが手首なので、
手首の腱鞘炎っていうのは、
緊張状態が残ってる状態になります。

首の痛みについて

首の痛みの原因についてお話したいと思います。

 

まず首が痛いということなんですが、
通常、慢性的にずーっと痛いということもそうですし、
あと寝違いであったりとか、
むちうちで首が痛いとか、
いろいろ首が痛いっていうふうに、感じることがあると思うんですね。

前に曲げて痛いとか、
回して痛いとか、
症状によってはいろいろ訴えるかと思うんですが、

なぜ首が痛くなるか?ということです。

よく病院とか行くと、

骨がズレてるとか、
頚椎、首の骨のとこの椎間板が飛び出てるとか、
変形してるよとか、
ストレートネックとか、

こんなようなこと言われる方もいらっしゃるようです。

実際はどうして首が痛いか、っていうことなんですが、
筋肉の緊張、筋肉が硬くなることによって痛みが出ています。

で、筋肉なんですが、
硬くなってるときっていうのは、
老廃物であったりとか
カルシウムって物質が関係して筋肉を硬くしてるんです。

筋肉っていうのは、使ったりとか、あと伸縮をしなければ固まるんですね。

使い過ぎたら細胞が代謝したりだとかしますので、
老廃物たくさん出ますし、
老廃物がたくさん出ている状態、

まあ常に細胞っていうのは代謝してますので、
出てる状態で筋肉を伸縮させないと、
筋肉の中に老廃物溜まって固まってしまいます。

これ全部固まってる状態だと仮定をして、
どうやって普段は老廃物を外に出すかというと、
伸縮運動、伸び縮みさせる運動によって、
老廃物を外へ出したりしてるんですね。

緊張してる成分を出しています。

筋肉と言われる部分は伸縮をしますので、
例えばこう、動かないで痛くなってきた、
まあ仕事で動かさないで痛くなってきたときも、
動いているうちに老廃物が外へ出れば、痛みが消えてしまう、っていうことはあるわけですね。

ただずーっと痛みが残っている方も当然いらっしゃるんです。

この方達は、腱という部分、
筋肉と骨に付いている、
付着している、
くっ付いてる部分なんですけど、

腱という場所はどうしても筋肉って伸び縮みしづらいので、
どうしてもここに緊張している成分が残ってしまって、
ずーっと痛いんですっていうことになってしまいます。

テニス肘について

テニス肘の原因(肘の痛み)についてお話したいと思います。

 

まず、肘が痛い場合は、
関節や骨に何か異常があるわけではありません。

まあ、ヒザの痛みや股関節痛の原因と同じく、
肘の関節の間が狭くなってるから痛い、ということではありません。

では、なぜ肘が痛いかというと、
肘の周りにある筋肉が硬くなってるからなんです。

特になかなか痛みが消えない場合で、
肘を回すような動作で痛みが起こる場合は、
回外筋という筋肉が緊張したまま、
軟らかくならないで痛みが残ることが非常に多いです。

あと、上腕三頭筋とか上腕二頭筋などの筋肉があるんですけど、
これらの筋肉が緊張して、肘の周りが痛いということもあります。

で、この筋肉が硬いのさえ軟らかくしてしまえば、
痛みは消えますので、

まず筋肉が硬いから痛いんだっていうふうに、
考えていただければと思います。

骨に何か異常があるわけでは無いですよ、っていうことをお伝えしたいと思います。

で、筋肉は、なぜ硬くなって、肘の周りだけ痛みが残るんだってことですが、

テニスでもゴルフでも、突然やってみれば筋肉痛になるわけです。

筋肉痛という状態は、筋肉が硬くなってるんですけど、

老廃物とかが溜まっていて、血液の流れが悪くなってる状態なんですね。

 

そして、この筋肉の中に、筋肉を硬くする成分がいっぱい溜まってるわけです。

この溜まってしまった筋肉の中の成分を、
外に排出すると、筋肉は軟らかくなって痛みは消えるんですけど、
通常どうやって排出してるかっていうと、
筋肉の伸縮運動によって、緊張成分を外に出してるんです。

筋肉と呼ばれる部分は伸縮するんですが、
骨に付着してる、まあ骨にくっ付いてる所は腱っていうんですけど、
腱の所はほとんど伸縮しないんで、
なかなか老廃物が外に、まあ緊張成分が外に抜けないので、残ってしまうんですね。

筋肉の所はどんどんどんどん抜けてって、腱の所はあまり抜けないので、残ってしまってその場所だけ痛みが残るということです。

腱の場所が、腱がある場所のほとんどが関節と呼ばれる場所です。関節。で、ここ腱だらけです。こういう所に筋肉あるんです。

この腱の場所の緊張している状態が残っているので、肘が痛いっていう状態になっています。

この腱の場所の筋肉も軟らかくしてあげればいんですね。

股関節の痛みについて

股関節痛の原因についてお伝えしたいと思います。

 

まず股関節が痛い、ということなんですが、
股関節がどうなってるかということを簡単にお伝えします。

股関節が痛くて、病院へ行き、レントゲンを撮ると、
「痛い側の脚の関節が狭くなってます」とか言われます。

その際の説明で
「軟骨が当たったりすり減って痛いんじゃないか」という話をされ、
納得してしまう方が多くいらっしゃいます。

しかし、

軟骨が減ってるからとか、骨がズレて痛いわけでは無いんです。

痛みのあるときっていうのは、筋肉が縮む、っていうことです。

で、通常、体を動かす筋肉っていうのは、
骨と骨、端に付いてますので、

痛みがあるときっていうのは、
筋肉は既に固まっている状態です。

腰痛の原因と同じように、
股関節が痛いときには筋肉は硬くなっています。

そのときには縮む力が働いてるので、
実際痛みがあるっていうことは、
筋肉縮んでますから骨を引っ張ってるってことなんですよ。

痛みがあるときは、
既に筋肉は固まってる状態であり、縮む力が働いてるので、
骨を引っ張ってズラしてしまいます。

痛いときには何処かの骨がズレています。

骨がズレたからといって、痛いわけでは無いですよ、ということです。

 

昔のお年寄りの話をするとわかり易いんですが、

身長が縮んで腰が曲がってたお年寄りが、
沢山昔いらっしゃいましたけど、

あの方達は、腰椎とか胸椎などの背骨が、
圧迫骨折で、ぐしゃっぐしゃっ、て潰れちゃうんですね。

そのため、腰があのように曲がって骨がズレまくってます。

あれだけ骨がズレてて、
骨折だらけなのにもかかわらず、
痛く無いって方は沢山いたわけですね。

畑仕事やったり家事やったり。

なぜ痛くないかというと、
筋肉が軟らかい方は痛くないんですね。

ですからこれも同じことで、
痛いときは筋肉硬いから縮む力が働いて骨をズラしてるんですけど、
骨がズレたからといって、筋肉が硬くなってきて痛くなったわけじゃ無い、ということを覚えておいてください。

実際、股関節が痛いということであれば、
この痛い場所の筋肉は硬いわけですね。

そのときには縮む力が働くので、
実際痛いときにレントゲンを撮ると、狭く写るわけです。

で、この説明、
レントゲンで痛い方はここ狭いですね、
痛くないほう広いですよね、
だからここ軟骨が当たったりすり減ったり、まあ骨がズレてたりするから痛いんだ、

という説明を受けた方がいるかもしれませんが、
これは痛みがあるほど
筋肉が硬いから関節の間が狭く写ってるだけなので、

どういうことをお医者さんから言われたとしても、
心配しないでいただければと思います。

痛みがある場所の関節の場所は、必ず狭く、レントゲンで写りますので。

ですので、
筋肉軟らかくしていただくと、
関節の間も元通りになりますし、
当然痛みも消えて、走れたり、好きなことも出来る体になります。

ヒザ痛について

ヒザの痛みについて、お伝えしたいと思います。

 

階段を上るとき、下りるときなど、ヒザの痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。

実は、ヒザの痛みの原因についても、腰痛の原因と同じく、筋肉から痛みが起きています。

軟骨が擦り減って痛みが起きると思っている方が多くいらっしゃいますが、
軟骨や骨には痛みを感じ取る神経の先端がありませんので、
骨が削れても痛みは出ないんですね。

ですから、原因は筋肉になります。

仮に、
軟骨の擦り減りが原因だったとしても、

実際にヒザの痛みを訴える方に
「どこら辺が痛みますか?」と尋ねると、

ほぼすべての方が軟骨じゃない場所を指さします。

そもそも、押して痛いのであれば、
もうそれは全部筋肉になりますので、

筋肉が硬いからヒザが痛い、

っていうことを覚えておいてください。

筋肉のどの場所が硬いかで症状が違う!?

筋肉が硬くなると、
筋肉内を通っている「動脈」「静脈」「神経」などが圧迫されます。

 

「動脈」が圧迫された場合は、

血行不良のために、
痛み、
冷え、
つっぱりが起き、

 

「静脈」が圧迫された場合は、

血管内に老廃物が滞り、
痛み、
だるさ、
むくみ、
ふるえが起きます。

 

「神経」が圧迫された場合は、

運動信号が送れなくなり、
間欠跛行(かんけつはこう)が起こることもあります。

 

間欠跛行とは、歩いているときに
痛みやしびれが出てきて少し休めばまた歩けるようになる症状です。

 

さらにいうと、
特定の筋肉に異常があると、偏頭痛などが起きることもわかってきています。

下半身の痛みの原因はすべて「腰の筋肉」!?

臀部が痛い、
ヒザが痛い、
などと、人によってツライ場所は違ってきますが、

実は

「ここが痛い場合には腰の中のどの部分の筋肉に異常が起きているか」は
特定できるんです。

臀部やヒザが痛いという場合は、
その原因は腰の筋肉にあります

 

なぜかと言えば、

腰には
足先までつながる血管や神経が通っているためです。

ですので
下半身の痛みの原因はすべて「腰の筋肉」と考えても間違いではありません。

 

痛み止めの薬や湿布も注意が必要

当たり前の話ですが、

痛み止めの薬を飲んだり、
湿布を貼ると、

痛みをごまかすことができます。

 

しかしこれらは、
痛みが慢性化する可能性があるため、
実は注意が必要なんです。

 

なぜかというと、
痛み止めの薬や湿布を貼ると

本来感じるはずの痛みが
抑えられているため、

筋肉に負荷がかかっても
無理ができるので、

筋肉の線維をぶちぶち切ってしまう可能性が高いからです。

 

こうなると、
痛みが慢性化し、
治療に時間がかかるようになってしまいます。

 

慢性化しないためには、
できるだけ痛みがあるときは、
「休む」ことが大事です。

ただ、
仕事をしている方は

そんなわけには行かないので、

できるだけ
筋肉に負荷をかけたりなど
無理をしないことが大事です。

 

 

腰痛の原因は、骨や軟骨じゃない!?

痛みというものは、神経の先端、末端でキャッチされ、その電気信号のようなものが脳に送られることから感じられます。

覚える必要は全くないですが、

専門的にいえば、

乳酸、
ブラジキニン、
たんぱく分解酵素、
セロトニン、
ヒスタミン、
カリウムイオン、
アセチルコリン、

などが、
神経終末で痛みとして感じ取られる物質です。

したがって、神経のないところに損傷が起きても、痛くありません。

 

また、

骨、
椎間板、
軟骨、
爪、
毛、

には神経がありません。

「いや、それはありえない!!骨折したら痛いに決まってる!!」

という方もいらっしゃいますが、
それは骨の損傷による痛みではありません。
骨折してる部位周辺の筋肉が断裂などして生じている痛みです。

軟骨成分のコンドロイチンやグルコサミンを飲むと、軟骨の痛みをやわらげてくれると
思っている方がいらっしゃいますが、
それについても科学的にはあり得ないことです。

なぜかというと、

軟骨が減ったり、擦られたりしても、そのこと自体で痛みが発生することはないからです。

 

筋肉のほかには、靭帯や腱、膜にも痛みを感じる神経があります。

そのため、

これらの箇所が損傷したときには、
それ自体の痛みは発生します。

 

痛みの原因がMRI検査で判らないワケ

腰痛で病院へ行くとMRI検査を受けることになる場合が多くあります。

そこで映し出される神経と思われがちな白くて太い筋は、神経ではなく髄液です。
そこに何かが当たっていても痛みが起きることはありません。

そういう事実から考えてみても、腰痛の原因を探るためにMRI検査をすることは、ほとんど無意味です。

最近は日本整形外科学会、日本腰痛学会でも「重篤な脊椎疾患の兆候がなければ画像検査をする必要はない」「患者が望むこともあり現状では約8割で画像検査をするが、画像で原因がわかることは多くない」「加齢で起きる骨の変化を画像で示して、そのために状態が悪いと思い込ませるのは逆効果だ」とする見解が示されています。

日本以外の先進国では、腰痛患者に対してMRI検査を行うことはありません。