ANSWER
軟骨がすり減っても痛みは起こりません。
軟骨、中でもヒザ軟骨の減少は、80代以上での発生率100%というデータが発表されています。
軟骨がすり減ってることが痛みの原因であれば、80代以上の方は全員ヒザ痛です。しかし、まったくヒザの痛みがない、じーちゃん、ばーちゃんはいっぱいいます。
(慢性の)痛みの原因は“筋肉の緊張”ですので、軟骨がすり減ったままでもヒザ周辺の筋肉が軟らかくなっていれば痛みは起きません。
そもそも軟骨には痛みを感じる神経が入っていません。
2014年の秋に、ヒザの人工関節手術を勧められている70代男性が来院しました。
軟骨がすり減っていることが原因だから、手術をすれば良くなるとの勧めであったそうです。ヒザ周辺の筋肉を軟らかくする体操を1週間毎日やって頂いたところ長年の痛みがなくなりました。
あれから数か月経ちますが、その方の奥さんの話では今も痛みがないままとのことです。
ちなみにこの方は、軟骨成分のサプリメントも飲んでいません。