産後、なんで骨盤歪むの?
骨盤シリーズ初回でお話した話題に戻りますね。
筋肉の固くなる釣り合いのバランスが左右や前後で崩れるので歪みます。
3つの時期に分けてお話します。
出産前、出産時、産後です。
まず、出産前で言えば、妊娠時期はお腹の赤ちゃんの重みにつられて反り腰になる人が
多いと思います。この時に背中の筋肉はかなり緊張しますよね。
また、右利きの方でしたら台所に立つときに
お腹の赤ちゃんに負担をかけないようお腹に台所の縁が当たらないように
腰を引き気味に立つかもしれません。体重のかかり方にも左右差がありますし、
体全体がねじれますよね。あと、座り方や寝方もふだんとはちがいます。
そういった身体の使い方の蓄積が筋肉を硬化させていくことが多いですが、
妊娠時期は、体重が増えているので特にその影響が大きいんです。
加えて、お腹が膨らむことで全身の力の逃げ場も減っています。
局所の筋肉に負担が集中しやすいんです。
つぎに、出産時で言えば、帝王切開をされた場合は、
筋肉を切ってしまっているので、その部位がかたまります。
そのため、つっぱられたような形で歪みが生まれることがあります。
余談ですが、難産だった方はおそらく身体が硬かったり、
もともと腰が痛かったりされていたんじゃないでしょうか。
筋肉の硬さはそんなことへも関係します。
さいごに産後でしたら、育児のために長時間おぶったり、
子供目線に合わせるために中腰で作業したり、背中に負担がかかりますよね。
これらすべての時期の負担が、背中や腰の筋肉の緊張につながり、
骨盤を歪めているのです。
さまざまな負担がかかって筋肉が硬くなってしまって歪んだ骨盤。
なんどかお話していますが、筋肉を軟らかくできる緩消法を用いて、
骨盤のバランスのわるさを前の状態に戻しましょう。