脊柱管狭窄症が痛みの原因?

ANSWER

そもそも、神経圧迫で、痛みは発生しません。

ペットボトルを潰す手

まず初めにお断りしておきます。

当然ではありますが、脊柱管狭窄症の“状態”は整形外科の手術でしか治せません。

「脊柱管狭窄症」は脊柱管と呼ばれる“神経を囲んでいる管”が狭くなった状態を言います。

もっとわかりやすく例えるなら、シャープペンを想像してみてください。

シャープペンの中には半透明のパイプが入っています。そのパイプの中にHBやBなどの芯が入っているはずです。

ここでいう、「パイプ」が脊柱管、「芯」が神経です。

さて、脊柱管狭窄症はパイプが潰れている状態です。これを手技しかできない我々のような治療家が治せると思いますか?

治せるわけがありません。治せたら、神様です。

ですので、この狭くなっている状態を戻すには手術しかありません。パイプが狭くなり、神経が圧迫されれば、知覚障害や、感覚麻痺が起こります。

しかし、しかしながら、神経が圧迫しても痛みは起こりません。しびれも起こりません。これは科学で証明されています。

ですので、手術して神経圧迫が無くなったとしても、痛みがなくなるとは言えないのです。