痛みというものは、神経の先端、末端でキャッチされ、その電気信号のようなものが脳に送られることから感じられます。
覚える必要は全くないですが、
専門的にいえば、
乳酸、
ブラジキニン、
たんぱく分解酵素、
セロトニン、
ヒスタミン、
カリウムイオン、
アセチルコリン、
などが、
神経終末で痛みとして感じ取られる物質です。
したがって、神経のないところに損傷が起きても、痛くありません。
また、
骨、
椎間板、
軟骨、
爪、
毛、
には神経がありません。
「いや、それはありえない!!骨折したら痛いに決まってる!!」
という方もいらっしゃいますが、
それは骨の損傷による痛みではありません。
骨折してる部位周辺の筋肉が断裂などして生じている痛みです。
軟骨成分のコンドロイチンやグルコサミンを飲むと、軟骨の痛みをやわらげてくれると
思っている方がいらっしゃいますが、
それについても科学的にはあり得ないことです。
なぜかというと、
軟骨が減ったり、擦られたりしても、そのこと自体で痛みが発生することはないからです。
筋肉のほかには、靭帯や腱、膜にも痛みを感じる神経があります。
そのため、
これらの箇所が損傷したときには、
それ自体の痛みは発生します。