腰痛のときの病名って気にしなくていい!?

腰痛は

「病名(症状)がはっきりとしていて、
医師による手術などの治療が必要なもの」と

「一応、病名(症状)はあっても
医師による治療ができないと思われるもの」

とに分けられます。

 

事実がどうであるかは別にしても、
日本の病院では一般的に、

椎間板ヘルニア、
脊椎分離症、
脊椎すべり症、
腰部脊柱管狭窄症、
変形性脊椎症、
骨粗鬆症、
化膿性脊椎炎などが

前者に分類されます。

 

そして、
後者になるのが、

腰痛症、
筋肉炎症、
筋筋膜症などです。

 

腰痛で
病院に行った場合、
椎間板ヘルニアなどと診断されなかったとすれば、

腰痛症か

ぎっくり腰と

診断されることがほとんどのはずです。

 

では、
腰痛症とは何を意味するのかといえば、

“腰が痛い症状”

のことです。

 

つまり、

「腰」が痛くて病院に行って「腰痛症ですね」と
言われるのは、

「頭」が痛くて病院に行って「頭痛ですね」と
言われるのと変わらない診断結果です。

 

ぎっくり腰は、
急性腰痛症とも言い換えられます。

したがって、

ぎっくり腰と診断されるのは、
「あなたは急に腰が痛くなったんですね」と言われるのと変わらないわけです。

 

筋肉炎症とは、
筋肉痛のことです。

急な運動、過度な運動などにより、
筋肉が炎症を起こして腰痛になるケースです。

中腰で荷物を持ち上げようとしたときなどにも
そうなるように

ぎっくり腰と区別しにくい部分もあります。

 

筋肉の炎症は
三日間ほど安静にしていれば
治まる場合が多いのですが、

炎症を起こしている筋肉を助けようとして
他の筋肉に負荷がかかると、

痛い部分が広がり、

慢性腰痛になってしまいます。

 

筋筋膜症は
筋肉や
筋肉を包む筋膜が、

負荷や疲労などから
痛むようになることなので、

筋肉痛の一種と考えてもらえばいいでしょう。