テニス肘について

テニス肘の原因(肘の痛み)についてお話したいと思います。

 

まず、肘が痛い場合は、
関節や骨に何か異常があるわけではありません。

まあ、ヒザの痛みや股関節痛の原因と同じく、
肘の関節の間が狭くなってるから痛い、ということではありません。

では、なぜ肘が痛いかというと、
肘の周りにある筋肉が硬くなってるからなんです。

特になかなか痛みが消えない場合で、
肘を回すような動作で痛みが起こる場合は、
回外筋という筋肉が緊張したまま、
軟らかくならないで痛みが残ることが非常に多いです。

あと、上腕三頭筋とか上腕二頭筋などの筋肉があるんですけど、
これらの筋肉が緊張して、肘の周りが痛いということもあります。

で、この筋肉が硬いのさえ軟らかくしてしまえば、
痛みは消えますので、

まず筋肉が硬いから痛いんだっていうふうに、
考えていただければと思います。

骨に何か異常があるわけでは無いですよ、っていうことをお伝えしたいと思います。

で、筋肉は、なぜ硬くなって、肘の周りだけ痛みが残るんだってことですが、

テニスでもゴルフでも、突然やってみれば筋肉痛になるわけです。

筋肉痛という状態は、筋肉が硬くなってるんですけど、

老廃物とかが溜まっていて、血液の流れが悪くなってる状態なんですね。

 

そして、この筋肉の中に、筋肉を硬くする成分がいっぱい溜まってるわけです。

この溜まってしまった筋肉の中の成分を、
外に排出すると、筋肉は軟らかくなって痛みは消えるんですけど、
通常どうやって排出してるかっていうと、
筋肉の伸縮運動によって、緊張成分を外に出してるんです。

筋肉と呼ばれる部分は伸縮するんですが、
骨に付着してる、まあ骨にくっ付いてる所は腱っていうんですけど、
腱の所はほとんど伸縮しないんで、
なかなか老廃物が外に、まあ緊張成分が外に抜けないので、残ってしまうんですね。

筋肉の所はどんどんどんどん抜けてって、腱の所はあまり抜けないので、残ってしまってその場所だけ痛みが残るということです。

腱の場所が、腱がある場所のほとんどが関節と呼ばれる場所です。関節。で、ここ腱だらけです。こういう所に筋肉あるんです。

この腱の場所の緊張している状態が残っているので、肘が痛いっていう状態になっています。

この腱の場所の筋肉も軟らかくしてあげればいんですね。